創価学会の会員のための資料
■教義
2014年11月、会則の教義条項が変更された。つまり、教義が変わった。
今の教義は「羊頭狗肉」である。
以前の教義と現在の教義が同じだと考えている会員は多い。
例えば、「末法の御本仏」の用語を考えてみよう。
2023年11月刊行の「創価学会教学要綱」には、現・学会は「『末法の御本仏』を『根本の仏』の意味で用いない」との主旨が記されている。
これに続いて、次のように記している。「創価学会では、『末法と言う現在において現実に人々を救う教えを説いた仏』という意味で、大聖人を「末法の御本仏」と尊称する」と。
これは、「人を救う教えを説いた」から「仏」であり、「末法の仏」だから「末法の御本仏」と「尊称」すると主張している。
これは極めて乱暴な教義展開である。更に言えば、大聖人を蔑んでいる。
多くの幹部に聞いても「学会は、末法の御本仏を否定していない」と言う。確かに、大白蓮華でも「日蓮大聖人を『末法の御本仏』と書いてある」箇所もある。しかし、その場合でも、用いられている「末法の御本仏」の用語は「教学要綱」の意味であり、従来とは全く違う。
現・教学は「人法一箇は否定」「文底仏法も否定」「日蓮本仏は否定」され、「釈迦本仏」である。
「久遠元初」も用語は残るが、意味は変えられた。全てがこの論法で組み替えられている。正に「羊頭狗肉」である。本当に注意しなければならない。
何より、今の教義は池田先生の指南に背いている。教学をしっかり学ばないと簡単に騙されてしまう。
〇大聖人観と御本尊観 - 詳細版
インデックスマップ (2024.11.07)
・序章 R01_05 (2024.11.07)
・第一章 教義の変化 R01_03 (2017.09.02)
・第二章 法華経の智慧から R01_01 (2017.09.02)
・第三章 文底仏法と日寛教学 R01_01 (2017.09.06)
・第四章 92・93年の先生のご指導から R01_01 (2017.09.01)
・第五章 大聖人観と御本尊観 R01_00 (2018.01.14)
・第六章 考察 R01_00 (2018.09.12)
・終章 終りに R01_00 (2024.11.07)
〇大聖人観と御本尊観 - 要約版 R01_00 (2020.04.24)
現在の創価学会の教義では、大御本尊は否定されている。また、日蓮大聖人は法華経の行者、上行菩薩の再誕の位置付けである。
末法の御本仏と呼称することはあるが、どこまでも釈尊が仏であるとされる。先に述べたように、創価学会教学要綱でも、一応は末法の御本仏と用いるが、その真意は違うという主旨を用いている。その曖昧なものを明確にしたいなら、「第一章 教義の変化」の「第三節 宮田学説」を読んでもらいたい。
更に、現在の学会教学では「人法一箇」を否定し、「文底仏法」も用いない。このことは、教学試験の内容でも確認できるので、違和感を感じていた人も多いはずである。その違和感の根源を知りたいなら、上記の中から興味ある資料を読んで、思索してもらいたい。
創価学会のあるべき教義を考えてもらいたい。
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